› フォーラム › メンテナンス・カスタム情報 › メンテナンス記録 › GN125H Fブレーキキャリパーのメンテナンス
-
投稿者投稿
-
-
2025年9月29日 00:07 #35009
ブレーキメンテはオーナーズマニュアルで「4000km毎または20ヶ月毎」に点検しろと書いてありますが、走行距離2万キロ、買って15年経って初めてやるので(反省)デジカメで細かく撮影しながらやりました。せっかく沢山撮ったので手順を記事にします。
やり方は自己流も入ってるかもしれません。パパは自家用車3台を毎回ユーザー車検でキャリパーを分解清掃してるので同じ要領でやっていきます。
GN125Hパーツリスト(フルバージョンはこちら。要ログイン)
1.キャリパー取り外し
上下のスライドピンのうち、下側のスライドピンのプラスチックのカバーを外します。
12mmレンチでボルトを外します。
上に回転させるように持ち上げます。(回転軸は上側スライドピン。)
もし簡単に上がらなかったらスライドピンやピストンが固着しているかもしれません。
簡単に上がらない理由でキャリパー上部にプラスチックのカバーみたいなのがついていて、それがぶつかってやりにくいというなら、プラスねじ1本だけなので外してから持ち上げてください。
持ち上げた状態で手前に引っ張ると上側スライドピンからキャリパーが抜けます。
ぶら下げるとブレーキホースに負荷がかかるので、s字フックで引っ掛けておきます。
2.ディスクブレーキパッドの洗浄・グリスアップ
キャリパーが外れていれば両側2枚のブレーキパッドは手で簡単に取り外せます。
ブレーキパッドには薄い鉄板で出来た金具がくっついていて、パッドを取り外すと金具もすぐ取れてしまうので取付け位置を覚えるまでは慎重に取り外します。(注意:この写真は取り外した後にまた組んでみたもので、右側パッドのピン固定金具の取付け位置が間違っています。)
左列は10年以上前タオバオで何かのついでに買っておいていた新品ブレーキパッド、右列が取り外したブレーキパッド(金具がついている状態。右上:ピンに固定するバネ金具と、シムプレート金具の2点。右下:板バネになっている金具の1点。金具の取付位置合ってます。)。
取り外したブレーキパッドの残量を測ると2mmでした。交換限界は残量1mmといったところでしょうが新品ブレーキパッド(残量5mm)は安いのですぐ交換します。
新品ブレーキパッドはアマゾンで1000円から売っています。買うときはGN125H、GN125-2F、GN125E・・それそれブレーキパッド形状が違うので気を付けます。
ブレーキパッドをパーツクリーナーで洗浄してからキャリパー取付け箇所にパッドグリスを薄く塗布します。(注意:人差し指にある金具の位置間違ってます・・orz)
金具は洗浄して新品パッドに付け替えます。金具にも鳴き止めのためパッドグリスを薄く塗布します。
パッドグリスとは銅紛が入ったカッパーグリスみたいなもので、高熱でグリス油分が飛んでしまっても粉状の銅が表面スベスベを保持してくれてかじり防止や潤滑をしてくれている・・と思います。
元通りに組み付けます。(金具の位置はちゃんと合っています!(笑))
このあと余分なグリスは高熱で流れてディスクプレートに付くと困るので極力拭き取ります。ホコリも付くので。
3.スライドピンの清掃・グリスアップ
スライドピンの♂はウエスで簡単に清掃できます。時間がかかるのは♀の方ですね。
上側スライドピンの♂、うっすらだがグリスがあって錆などは無かった。
上の写真でいうと、右矢印の上側スライドピンが入る穴、それから左矢印の下側スライドピン(銀の筒)がスムーズにピストン運動出来るように、古いグリスを洗浄し新しいグリスを塗布します。
(通常ならブレーキホースに繋がったままやるのだが、今回はピストンのオーバーホールもしたので写真はブレーキホースを外した状態になっている。)
左矢印の下側スライドピン(銀の筒)を外したところ。洗浄して、シリコングリスを塗布します。
右矢印の穴も洗浄してシリコングリスを塗布。
シリコングリスを使うのはダストカバーがゴムのため。高粘度の耐熱用を使います。
ピストンのダストカバーをめくり、錆やフルードの漏れが無いかを確認します。
異常がなければ錆止めにラバーグリスを塗布しておきます。
ラバーグリスは名前の通りゴムに使用できるグリスで、ブレーキフルードに溶ける性質もあるのでピストンの動きに悪影響を与えません。
4.キャリパーの組付け
1.キャリパー取り外しの逆の手順で組み付けます。
下側スライドピンのボルトの締め付けトルク15~24Nm。
ブレーキパッドを新品に交換した時などは特にピストンが出っ張ってる状態なので戻す必要があります。パッド交換していなくても少し戻した方が組み付けやすくなります。
ピストンを押し戻すにはブレーキピストンツール、なければウォータープライヤーやシャコ万などを使って(ピストンの円周全体で押せるよう工夫して)ピストンを押し戻します。
押し戻しの時ブレーキフルードの内圧が高まるので、リザーバータンクの蓋が開いていたら溢れないようにあらかじめフルードをタンクから少し抜き取るか、タンクの蓋を閉めていたならブリーダープラグをゆるめ排出しながら押し戻します。
5.ブレーキフルードの交換
オーナーズマニュアルではブレーキフルードは定期的に2年毎での交換が推奨されています。というかほとんどの車は車検毎に交換される重要な作業です。よく峠に行ったりとブレーキをよく使うなら1年毎交換がいいかもしれませんね。
GN125はリザーバータンクの蓋にも書いてあるようにDOT3かDOT4を使用します。
項目 DOT3 DOT4 ドライ沸点 205℃以上 230℃以上 ウェット沸点 140℃以上 155℃以上 吸湿性 DOT4より低い DOT3より高い 交換頻度 DOT4よりは頻繁でなくてもよい DOT3より頻繁な交換が推奨される 想定用途 一般的な街乗り スポーツ走行、高性能車、重量車など高負荷時 価格 DOT4より安価 DOT3より高価 今回は開封したてのDOT3を使用してみます。
バイクはよくDOT4を使用されていますが、パパは車用にDOT3を大量買いするし、峠も攻めません。
ブレーキフルードは吸湿性があるので出来るだけ湿気の無いところで交換作業した方がいいみたいですね。
作業にはコンプレッサーがあれば真空引きで簡単ですが、無くてもブレーキレバーをニギニギすればフルードを交換できます。
詳しいフルード交換方法はこちらを参照。(バイクがYB125SPだけど内容は変わりません。)
どちらの方法もエアを混入させないようにリザーブタンクにフルードを常に満たしながら行います。
ブリーダープラグは変形しやすいので強く締め過ぎない(締付トルク6~8Nm程度)ようにします。
番外.ピストンオーバーホール
ピストンのダストカバーをめくって確認したとき赤さびやフルード漏れは確認できませんでしたが、15年物キャリパーであるし今回はブレーキホースを外しピストンを外して中を確認してみました。
3.でピストンのダストブーツをめくった点検で良好でしたが、ピストン全体でもとてもきれいでした。
♀の筒の中はというと・・
中はゴミのようなものがたまっていたり、全体的に白錆とでもいうのか表面がけっこう荒れていました。
とりあえずOリングの溝はきれいになっていないとフルード液が漏れてしまいますのでペーパーで磨いてみました。
しかし、きれいな面にするのは困難でしたね・・。
これでは少しずつフルードが漏れているかもしれません。ピストンがOリングを超えて先端まできれいだったのはフルード液でコーティングされていたからでしょう(笑)
そういえばブレーキレバーがすぐふにゃふにゃになり、フルード交換の間隔がかなり短くなってきてるような気がします。キャリパーの塗装もけっこう剥げてきているし。
しばらくこれで様子を見て、アマゾンで3000円位からキャリパーが売られている(しかもパッド付で安!w)のでそれに交換してみようと思っています。
ピストン組付けはコツがあって、ラバーグリスを塗布して滑りを良くし、ダストブーツを伸ばしてキャリパー側の溝に入れてからピストンを挿入します。
メンテ前はブレーキがなんか引きずってかも・・みたいな感じがあったが、スムーズにタイヤが回転するようになりました。(正常でも軽いシャリシャリ音は出ます。)
以上、補足やご指摘等ありましたらよろしくお願いします。
-
-
投稿者投稿
- このトピックに返信するにはログインが必要です。


























