フォーラム メンテナンス・カスタム情報 メンテナンス記録 GN125H Fブレーキキャリパーのメンテナンス

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      Dパパ
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        ブレーキメンテはオーナーズマニュアルで「4000km毎または20ヶ月毎」に点検しろと書いてありますが、走行距離2万キロ、買って15年経って初めてやるので(反省)デジカメで細かく撮影しながらやりました。せっかく沢山撮ったので手順を記事にします。

        やり方は自己流も入ってるかもしれません。パパは自家用車3台を毎回ユーザー車検でキャリパーを分解清掃してるので同じ要領でやっていきます。

        GN125Hパーツリスト(フルバージョンはこちら。要ログイン)

         

        1.キャリパー取り外し

        上下のスライドピンのうち、下側のスライドピンのプラスチックのカバーを外します。

         

        12mmレンチでボルトを外します。

         

        上に回転させるように持ち上げます。(回転軸は上側スライドピン。)

        もし簡単に上がらなかったらスライドピンやピストンが固着しているかもしれません。

        簡単に上がらない理由でキャリパー上部にプラスチックのカバーみたいなのがついていて、それがぶつかってやりにくいというなら、プラスねじ1本だけなので外してから持ち上げてください。

         

        持ち上げた状態で手前に引っ張ると上側スライドピンからキャリパーが抜けます。

         

        ぶら下げるとブレーキホースに負荷がかかるので、s字フックで引っ掛けておきます。

         

        2.ディスクブレーキパッドの洗浄・グリスアップ

        キャリパーが外れていれば両側2枚のブレーキパッドは手で簡単に取り外せます。

        ブレーキパッドには薄い鉄板で出来た金具がくっついていて、パッドを取り外すと金具もすぐ取れてしまうので取付け位置を覚えるまでは慎重に取り外します。(注意:この写真、撮影を忘れて再組立てして撮ったんですが、右側パッドのピン固定金具の取付け位置が間違ってましたね。スミマセン)

         

        左列は10年以上前タオバオで何かのついでに買っておいていた新品ブレーキパッド、右列が取り外したブレーキパッド(金具がついている状態。右上:ピンに固定するバネ金具と、シムプレート金具の2点。右下:板バネになっている金具の1点。この写真は金具の取付位置ちゃんと合わせてましたね(*^^)v)。

        取り外したブレーキパッドの残量を測ると2mmでした。交換時期は残量1mmといったところでしょうが新品ブレーキパッド(残量5mm)は安いので交換しちゃいます。

        新品ブレーキパッドはアマゾンで1000円から売っています。買うときはGN125H、GN125-2F、GN125E・・それそれブレーキパッド形状が違うので気を付けて下さいね。

        パッドの消費量ですが、パパは田舎者だからブレーキを極力使わない主義的な運転なので2万キロ走ってパッド3mm消費でしたが、都会の方とかは車間距離を詰めて走ることが多いので消費が激しいと思いますので参考にならないと思います。

        ブレーキパッドをパーツクリーナーで洗浄してからキャリパー取付け箇所にパッドグリスを薄く塗布します。(注意:ああ。。。また人差し指位置にある金具の向き間違って撮りました・・orz)

        金具は洗浄して新品パッドに付け替えます。金具にも鳴き止めのためパッドグリスを薄く塗布します。

        パッドグリスとは銅紛が入ったカッパーグリスみたいなもので、高熱でグリス油分が飛んでしまっても粉状の銅が表面スベスベを保持してくれてかじり防止や潤滑をしてくれている・・と思います。

         

        元通りに組み付けます。(右下の金具の位置もちゃんと合っています!いままで向き間違えの写真をいっぱい撮ってしまいましたが、最終的にこうなってればOKであります!(笑))

        このあと余分なグリスは高熱で流れてディスクプレートに付くと困るので極力拭き取ります。ホコリも付くので。

         

        3.スライドピンの清掃・グリスアップ

        スライドピンの♂はウエスで簡単に清掃できます。時間がかかるのは♀の方ですね。

        上側スライドピンの♂、うっすらだがグリスがあって錆などは無かった。

         

        さて、♀のほうですが上の写真でいうと、右矢印の上側スライドピンが入る穴、それから左矢印の下側スライドピン(銀の筒)がスムーズにピストン運動出来るように、古いグリスを洗浄し新しいグリスを塗布します。

        (通常ならブレーキホースに繋がったままやるのだが、今回はピストンのオーバーホールもしたので写真はブレーキホースを外した状態になっている。)

         

        左矢印の下側スライドピン(銀の筒)を外したところ。洗浄して、シリコングリスを塗布します。

         

        右矢印の穴も洗浄してシリコングリスを塗布。

        シリコングリスを使うのはダストカバーの素材がゴムのためです。耐熱に優れた高粘度タイプを使っています。ちなみによく万能グリスとして使うリチウムグリスはゴムやプラスチックを劣化させやすいので使用しません。

         

        ピストンのダストカバーをめくり、錆やフルードの漏れが無いかなどの点検をします。

        大した汚れもなく異常がなければ錆止めにラバーグリスを塗布しておきます。ラバーグリスは名前の通りゴムに付着しても問題の無いグリスで、ブレーキフルードに溶ける性質もありピストンの動きに悪影響を与えません。

        ピストンシールを傷つけるようなダストがある汚れがあるようならオーバーホール、時間がなければキャリパー揉み出しとか言われてる作業(ピストンを極力押し出して清掃)もした方がいいかもしれません。

        4.キャリパーの組付け

        1.キャリパー取り外しの逆の手順で組み付けます。

        下側スライドピンのボルトの締め付けトルク15~24Nm。

        ブレーキパッドを新品に交換した時や揉み出し作業などでピストンが出っ張ってる状態なら押し戻してやる必要があります。パッド交換していなくても少し戻した方が組み付けやすくなります。

        ピストンを押し戻すにはブレーキピストンツール、なければウォータープライヤーやシャコ万などを使って(ピストンの円周全体で押せるよう工夫して)ピストンを押し戻します。

        押し戻しの時ブレーキフルードの内圧が高まるので、リザーバータンクからフルードが溢れないか注意します。(リザーバータンクからフルード少し抜き取るか、ブリーダープラグをゆるめ排出しながら押し戻します。)

         

        5.ブレーキフルードの交換

        オーナーズマニュアルではブレーキフルードは定期的に2年毎での交換が推奨されています。というかほとんどの車は車検毎に交換される重要な作業です。よく峠に行ったりとブレーキをよく使うなら1年毎で交換してもいいかもしれません。

        GN125はリザーバータンクの蓋にも書いてあるようにフルードの規格はDOT3かDOT4を使用します。

        項目 DOT3 DOT4
        ドライ沸点 205℃以上 230℃以上
        ウェット沸点 140℃以上 155℃以上
        吸湿性 DOT4より低い DOT3より高い
        交換頻度 DOT4よりは頻繁でなくてもよい DOT3より頻繁な交換が推奨される
        想定用途 一般的な街乗り スポーツ走行、高性能車、重量車など高負荷時
        価格 DOT4より安価 DOT3より高価

        要するにDOT4の方が熱耐性があるのでブレーキをよく使うスポーツ走行向きだが劣化しやすいので交換時期が早くなる。

        バイクはよくDOT4を使用されますが、パパは峠も攻めませんし車で使っているDOT3が余っているのでそれを使います。

         

        ブレーキフルードは吸湿性があるので出来るだけ湿気の無いところで交換作業した方がいいみたいですね。

        作業はコンプレッサーがあれば真空引きで簡単に出来ますが、無くてもバイクは一人でブレーキレバーをニギニギしながらのフルードは簡単です。そのフルード交換方法はこちらに投稿してますので参考にどうぞ。(バイクはYB125SPだけど内容は変わりません。)

        どちらの方法もエアを混入させないようにリザーブタンクにフルードを常に満たしながら行います。

        ブリーダープラグは変形しやすいので強く締め過ぎない(締付トルク6~8Nm程度)ようにします。

         

        番外.ピストンオーバーホール

        ピストンのダストカバーをめくって確認したとき赤さびやフルード漏れは確認できませんでしたが、15年物キャリパーであるし今回はブレーキホースを外しピストンを外して中を確認してみました。

         

        3.でピストンのダストブーツをめくった点検で良好でしたが、ピストン全体でもとてもきれいでした。

        ♀の筒の中はというと・・

         

        中はゴミのようなものがたまっていたり、全体的に白錆とでもいうのか表面がけっこう荒れていました。

         

        とりあえずOリングの溝はきれいになっていないとフルード液が漏れてしまいますのでペーパーで磨いてみました。

         

        しかし、きれいな面にするのは困難でしたね・・。

        これでは少しずつフルードが漏れているかもしれません。ピストンがOリングを超えて先端まできれいだったのはフルード液でコーティングされていたからでしょう(笑)

        そういえばブレーキレバーがすぐふにゃふにゃになり、フルード交換の間隔がかなり短くなってきてるような気がします。キャリパーの塗装もけっこう剥げてきているし。じわじわと漏れてますね、これは。

         

        しばらくこれで様子を見て、アマゾンで3000円位からキャリパーが売られているので(しかもパッド付で安!w)それに交換してみようと思っています。

         

        ピストン組付けはコツがあって、ラバーグリスを塗布して滑りを良くし、ダストブーツを伸ばしてキャリパー側の溝に入れてからピストンを挿入します。

         


        メンテ前はブレーキがなんか引きずってるかも・・みたいな感じがありましたが、なんてことでしょうスムーズにタイヤが回転するようになりました。(正常でも軽いシャリシャリ音は出ます。)

        以上、補足やご指摘等ありましたらよろしくお願いします。

         

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